ニイガタ電子精機、パイオニア販売、山佐が新ユニット「インパルス」を発足

インパルスのコンセプトは「すべての人の心に響くモノづくり」。製造はニイガタ電子精機、販売はパイオニア販売、開発支援は山佐がそれぞれ担当する。
インパルスという言葉には、人の心を動かす、プレイヤーが打ちたくなる衝動に駆られる、そして業界に常に衝撃を与え続けるパチスロを提供したい、という思いが込められているという。

最初に、正岡伸朗氏(パイオニア販売・特販部東日本エリア長)が壇上に。「業界の一部を支えている販社が活発に販売できる体制を作っていきたい」と、販売部門についての展望を述べた。
続いて、橋本桂一氏(ニイガタ電子精機・代表取締役)が挨拶。「厳しいパチスロ業界を盛り上げようという強い意志のもと、3社が結集した。すべての人の心に響くものを作っていきたい」と決意を語った。
最後に、佐野範一氏(山佐・取締役)が登壇。「メーカーとしてできる最大限のことをやっていく。主に、版権取得と映像開発の分野において全力でサポートしていきたい」と熱く語った。

引用元:http://www.pachinkovillage.ne.jp/2001news/0803/080327_1.html

パチンコ・パチスロ業界の景気が悪いという事で、より同業の会社同士の連携が生まれやすいプラスの側面もある。現に、ゲーム業界は次世代機を巡る攻防の始まりの時期、ゲーム業界全体が景気の悪化に嘆いていた。その際に多くの会社が同業内での連携を行って、名作と呼ばれるゲームやユーザーの要望を受け入れた夢のようなタッグなどが実現していた。これも全て、離れていくユーザーを引き戻す事あるいは新たなユーザーを獲得する為に関心を向かせる焦点として様々な商品が企画されてきた。単に利益を求めるだけではなく、お互いの会社のポリシーやカラーといったものがうまく混ざり合うことが大切だと思う。まぁきれいごとかもしれないけど。

コンセプト「すべての人の心に響くモノづくり」
大ヒット作を作ると明確にせず、たとえ売り上げが完成度と伴わなくとも心に響くようなパチスロを作り上げればよいのだという、なんとも開発者の理想を語っている。でもこのようなコンセプトは私の大好きなSNKプレイモアなどもそうだと思う。ギャンブルという一過性の快楽が主体のパチスロ機である以上、コンセプトが出玉にどのような影響を与えるのかどうかが問題だ。ともあれ、山佐がついてくるのなら私としては大いに期待したい。