ミュージックボックス 五木ひろし(JPS)

2008年、JPSは2027Xを発表した。言ってみればマイナーチェンジという程度のもので新作ではなかった。大ヒット作の後は自ずと多くの人が注目するが、そこでタイアップ機種を発表するというのは非常に王道とも言うべき戦法だと思う。しかし、それが五木ひろしというのが個人的には若干的外れだったような気がしないでもないが・・?

筐体は2027で好評だったワイド液晶と前面スピーカーの筐体だ。
ゲーム性はRTを排除したシンプルな機能と完全告知のような演出など明確さが目立つものになっている。ボーナスはBBとREG(実質CT)を搭載し、ミュージックボックスと名を打っているだけあってボーナス中のBGMを聞かせることを念頭に置いた作品になっている。

発表会では、同社取締役の石川雅彦営業部長が「この機械は『2027』とは対象的にボーナス中心のシンプルなゲーム性だ。こうした機種も重要なラインナップと考えている」と述べ、幅広いタイプの機種開発に意欲を示した。

幅広いタイアップという面では他機種にはない独特の空気を持っている。2027(JPS)とは対照的にボーナス中心のシンプルなゲーム性と言っているが、そもそもシンプルなゲーム性の機種をあまりだしてこなかったJPSとしては新鮮な気持ちなのかもしれない。かつて、ウイニングレッド(JPS)が出た当時は、打ってみたけれどわずか1ヶ月で撤去されてしまった。合算ボーナス確率が設定6で1/150.3と確かに当たりやすいが、奇しくもミュージックボックスはbeatmania(KPE)と対峙するタイミングになってしまった。

地元に導入されたら是非打ってみたい。若年層向けのbeatmaniaと年輩層向けの五木ひろし、この両機種が導入されるホールが近くにあればいいけれど・・。
参考リンク
http://www.adcircle.co.jp/greenbelt/
http://www.pachinkovillage.ne.jp/2001mac/itsukihiroshi/itsukihiroshi.html