9項目緩和のパチスロ機、早ければ5月登場?

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今回の解釈基準の改正は昨年11月30日に日工組および日電協の遊技機メーカー2団体から警察庁に提出されていた陳情を受けたもの。全21項目の陳情に対し今回は9項目が認められた。報道によると、「9項目の規制緩和により、これに準じた機械が出るのはいつごろになるのか」との会場からの質問に、里見理事長は、「早ければ2ヶ月後の5月ごろではないか」と答えていたという。

全21項目のうち、認められた9項目は下記のとおり
■一の条件装置に対し同一性能を持つ図柄の組合せを複数対応させていただきたい
■図柄を表示させる優先順位に自由度を持たせていただきたい
■最大獲得枚数を得られる複数の図柄を同時に表示させない停止制御を認めていただきたい
■回胴回転時に回胴を用いた演出を行わせていただきたい
■回胴回転装置作動後、演出用の待ち時間を設けることを認めていただきたい
■全回胴停止後、演出用の待ち時間を抽せんにより決定させていただきたい
■回胴上の図柄の視認に係るガラス板等の解釈を緩和していただきたい
■主基板と周辺基板の間に設置されている中継端子板の設置を任意としていただきたい
■未使用データを残すことを認めていただきたい

ざっと見ると、出玉に関する規制ではなく演出面で4号機で可能であった部分が解禁された形かもしれない。フリーズやバウンドストップなどリール制御に関することや、成立図柄の同一フラグによるユーザー選択が可能になった所など4号機では一般的だった部分だ。基盤の部分はコスト面のことか、未使用データを残すといった部分もコスト面と面倒を省くという観点から許可が出たのかもしれない。

出玉性能の緩和は当分はないと私は思っているが、演出上のポイントであるリール消灯は今回認められなかった。しかし、回胴上の図柄認識に係るガラス板等の解釈を緩和という部分で似たような効果を出すことも可能なのかもしれない。