パロットの抱える悩み 第1回(全2回)

http://777.nifty.com/cs/catalog/777_report/catalog_080212123250_1.htm
知名度が低すぎる

そもそも「パロット」って何だろう? と思う人も多いだろう。パチンコとスロットを合わせた造語となっており、簡単に言うとパチンコ玉で遊べるパチスロということになる。では、実際にパチンコなのか、パチスロなのかと言えば、完全にパチスロ。ボーナスの規定や小役払い出しの規定など、その全てがパチスロと同じ法律によって管理されている。

「パロット」という名称は日本新遊技機開発工業会の加盟メーカーが使用するもので、新遊技機工業協同組合の加盟メーカーでは「新回胴」(しんかいどう)という名称を使用しているが、実質的な中身は同じものである。そのため、以下本記事では「パロット」「新回胴」の両方を含めた形で「パロット」と総称する。
ウィキでも書かれているが、パロットにおいて問題になるが換金格差とされている。ホールが遊技者にパチンコ玉を貸し出す際のレートは「1玉4円」、メダルは「1枚20円」以下と法律で定められている。プレイ単価はパロット(1プレイ15玉=60円)もスロット(1プレイ3枚=60円)も同じだが、遊技終了後の景品交換のレートは店によって異なってくる。たとえば「パチンコ玉は3円交換、スロットは等価(5枚)交換」という店舗の場合、同じ出玉(出メダル)を換金した場合でもパロットの方が25%金額的な面で不利になってしまう。

パチスロからの派生であるパロットの可能性は未だ未知数だ。というのも1円パチンコが大ヒットしている昨今では、遊パチというギャンブル性を意識しないギャンブルが流行であり。またパチスロ5号機時代突入により、パチスロ離れが深刻な状態にある。@niftyの記事にあるように、パチンコの島にパチスロ(パロット)を設置できる利点は非常に大きい。パロットは換金格差の影響で遊べるパチスロという面では非常に優れている。いくら出玉が凄くても1玉3円交換ではホール側の利益が大きい為、ゲームとしてパチンコの島に導入する事がホール全体の活性化に繋がるかもしれない。
そもそも、ギャンブルから射幸性の低下目的とした改正が行われた時点でギャンブルにとっては致命的過ぎる足かせを受けたに過ぎない。パチスロ5号機にはさまざまな規制があり出玉も抑えられている、当然パロットの場合もパチスロの規則に則って運営されるため、救世主になることはないだろう。極論すると、パロットも5号機になる。

パチンコユーザーにも気軽にパチスロを楽しんでもらえる環境を用意するという選択肢になり得るという側面もある。なんとなくパチスロも打ってみたいけど、若者に混じっていきなり打つのは怖い……そんな潜在的なファンを掘り起こす可能性を秘めているのは間違いない。

パチンコ玉を使用した遊びの一種としてパロットが存在している。つまり、ゲームセンターにあるメダルゲームはメダルを共通の交換材料として複数のエンターテイメントを提供している。それと同様に交換材料がパチンコ玉になり、スロット(回胴式遊戯)が楽しめる。