パロットの抱える悩み 第2回(全2回)

http://777.nifty.com/cs/catalog/777_report/catalog_080212123250_1.htm
パロット用の規則がある方が望ましい

パチスロユーザーがプレイするにも、5玉を飲み込んで1ベット。15玉を飲み込まないと3ベット遊技ができないのは、操作性に難があると感じられて当然だろう。また、玉に慣れていない人間にとって、玉を上皿に補給するのが難しい。コインと違って、落としてしまうとコロコロコロ……。正直、上皿設計もまだまだこれかららしく、パチスロユーザーには厳しいと感じられるものも多々。

15玉を飲み込まないとベット出来ない点は致命的過ぎる。パチンコの島でパロットが運営された場合の台移動もポイントとなるだろう。しかしながら、ボーナス当選時の出玉の量はパチスロよりもドル箱を使う機会が増えるので満足感はあるかもしれない。換金した場合は換金格差でがっかりすることは現状仕方ないが。

パチンコのCR機と同様に売り上げをしっかり管理されるシステムとなるので、その分の規則緩和が求められるところ。ただ、それをするとコインを使う文化が一気に廃れる危険性もあるので、諸刃の剣かもしれないが……。

パロットの生きる道を作ることは、パチスロの衰退を背景に加速する可能性もあるかもしれない。パチンコなどのCR機同様の規則が一部適用された場合は、パチスロよりも面白い事が出来るだろう。確率変動を導入したパチスロの誕生は、ユーザーとしては楽しみだが、コインを使用する事がなくなると寂しい気持ちも確かにある。だが、現実はパチスロ市場縮小は止まらず危機的状況になるまでは規制の緩和はしないだろう、2027X(JPS)やマッハGO!GO!GO!(アリストクラート)なども最近検定を通過しているのでハズシに関しては大部分で認められていると考えていいかもしれない。

ともあれ、認知度が低いパロットはまだ発展途上の状態でユーザーが余暇を満足に過ごす事ができるほどのスペックは備えていない。2月7日と8日の2日間に渡って「パロット祭」がアトム・SANKYO・三洋物産・大一商会・ニューギン(五十音順)の各メーカーショールームにて開催された。そこでの展示では、魅力的なパロット機種があったのも事実だ。特に電車でGO!2(SANKYO)はパロットとは言わずにパチスロで出して欲しいと思う。電車好きには。
換金格差を利用した低換金比率ようのパロット規則が充実すれば、パロットでも爆裂出玉が実現出来るだろう。パロットとパチスロの共存が出来る世界が一番の理想だと思う。