スカイラブ(SNKプレイモア)第4回(全5回)

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演出のこだわり

スカイラブの周期的なチャンスの到来を演出上で表現しているのが背景グラフィックの時間の概念で、夜の状態はチャンスゾーンの可能性が高く朝の状態がチャンスゾーンから一番遠ざかっている状態を示唆している。
ステージチェンジの際に時間と何処を飛んでいるのかが表示される。画面上は常に飛空挺内のため、「何処の上空」といった説明があるかないかで臨場感を表現している。また、飛空挺内を表示しているだけなので「ラブのコスチュームチェンジ」といった演出の「遊び」を用意していることで、代わり映えのしない通常画面をユーザーが意図的に変更できるのは望ましいことだ。
背景が朝の状態で、スイカ入賞後に敵戦艦対決演出へ発展した場合3ゲーム続くと夜背景になる。このような演出により通常時の背景状態が変化するというのは、実にユニークでありユーザーは同時当選への期待を膨らませる事が出来る。

SNKプレイモアの機種全般に言えるのが、プレミア演出の豊富さだと思う。特にスカイラブはボーナス確率が高い為、プレミア出現確率は低いがチャンスが多いため意外と見れる、バランスの良さは優秀。夜状態でボーナス当選時に出る、ジャスティスとラブの告白シーンなどはぜひとも見ておきたいシーンだと思う。また、物凄い確率でチビラブや画面からラブが消えるといった他機種でもあるようなプレミアもある。RTトレジャータイム中のプレミア演出も豊富で、RT中はボーナスに当選しなくても10回連続でトレジャータイムを継続させると、背景が金色になるなど、ある意味うれしい演出もたくさんある。
対決演出に関しては、大まかに3種類程度にわけられるほどで数は多くないが、対決の際のタイトルには種類があり「タイトルによって期待度」が変化する点など見逃しがちなポイントにヒントが散りばめられている。ラブのコスチュームはトレジャータイムとミッションビッグでしか手に入らないが、同じコスチュームが宝箱から何度も出現する演出など実に憎らしい。

チャンスゾーン中は小役成立時にナビが出ないという演出。
少しヘソ曲がりな気がするが、ナビが出ないために左リールを止める瞬間までチェリーorベルの緊張感を味わう事が出来る。ボーナス中の演出はラブビッグの場合は歌とPVでスカイラブらしさが楽しめる、またファルコンビッグの場合はスタッフロールが見れるといった単なるBGMが違うだけのビッグではなく、演出上の役割が違っている点も評価できる。チャレンジボーナスはCTのリール即停止制御を利用した獲得枚数の微増とパネルアタックとの両立で、ミドルボーナスであるCBでも十分楽しめる演出になっている。

演出上、やっぱりラブが可愛いというのが一番のポイントだろう。ツンデレ的な気もするが、胸のでかいキャラクターでありながらゲーム性の後ろ盾のお陰で単なるエロスロで終わらなかった。RTトレジャータイム中のラブの胸はどうしても目が行ってしまうが、ラブのカットインはいつ発生してもアツい演出であったり、ラブの魅力が十分発揮されたものだった。
ストーリーが何気に切ないのがスカイラブの隠れた魅力のひとつかも知れない。