スカイラブ(SNKプレイモア)第3回(全5回)

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ユーザーへの効果的な誘惑と機械割

メーカーとは常に「プレイヤーとホール、両方のニーズに応えるべく台を作る」ことが重要と、ワサビさんが書かれていましたが、まさにその通りでしょう。わかりやすく書くと、設定1でも間違いで噴くことがある(『2027』や『餓狼伝説SP』)パターン。そしてもう1つ、設定1でも(そうと気付かないウチは)楽しんで打ってもらえるパターンもあるでしょう。その代表格が『スカイラブ』といえるのではないでしょうか。長く稼働してくれればペイできますし、それだけ固定のお客さんを自分のホールに囲い込める材料となります。現に、最初の頃は私も探して打ってましたから。

設定1でも抜けなくてはホール側のニーズに応えられない、しかし赤ドン(ミズホ)のように設定1が回収率が高すぎて散々なことになる機種もある。設定1でもある程度はまれに連チャンするという事で低設定の稼働率をカバーするというのは優秀な機種では当然のように行われています。新世紀エヴァンゲリオンまごころを、君に〜は人気が後押しして低設定でも稼動が高い、稼動が高ければ高設定が入る可能性も高くなる。稼動が悪い機種には当然高設定がなかなか入りません、その結果稼動が悪い機種は打ち手からも見放されホール側も置いているだけになってしまう。間違いで噴く可能性も示唆しつつ、低設定でも長く稼動すればペイできるというのは実に誘惑に満ちたスペックといっていいでしょう。リンかけ(銀座)などは設定2から100%以上の機械割ですが、設定1であればホール側が回収できる可能性が高いし設定2でもまぐれで連チャンすることもあります。※リンかけの場合はRTが全てのボーナス後についているので、打ち手に有利ですが。
ボーナス確率の変化やストック、意図的な連チャンを作る事ができない5号機では稼動率というのが機種の性能の生命線であり面白さを引き出す為の重要なポイントになっている。4号機のようにゾーン狙いといった事が出来にくくなっている以上、履歴情報を頼りに機種を選別する事が多くなる、その結果として履歴が豊富な角台は常に稼動し続けるが中台はまったく稼動しない・・。そして角台に設定を入れて機種の島を盛り上げようとするホールと、回収にひたすら徹するホールと別れてくる。
機種を活かすも殺すもホール側次第ですが、活き易い機種というのは存在する。もちろん稼動率を話題性で獲得するというのが一番手っ取り早いが、パチンコを見てもわかるとおりもって1ヶ月〜2ヶ月程度だ。タイアップ機種が多くなると、あっちの台、こっちの台と流行モノのようになってしまう。
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パチスロは打ち込んでこそ、面白みがわかる部分がある。つまり、長く活躍することはパチスロの面白みをより多くの人に理解してもらう機会が増えるという事だ。その結果、新規ユーザーの獲得からベテランユーザー、ファンまで多くのユーザーを獲得することが出来る。稼動の安定性というのは、何も機械割が高くなければいけないというものではないということだ。