ゲッターマウス7R(アルゼ)

http://777.nifty.com/cs/catalog/777_777/catalog_gettermouse_1.htm
擬似リールを採用することで、パチスロ的演出を追求

筐体上部にある4thリールは、左回転よりも右回転のほうがアツかったり、小役orボーナスの出目・チャンスorボーナスの出目など、まさに『大花火』感覚で楽しむことができる。「小さなメインリール+通常のリール」「小さなメインリール+4thリール」「通常のリール+4thリール」と、見る場所の組み合わせによっても楽しみが変化しそうだ。

リール数は過去最多であろう7リール。演出用のリールに筐体上部4thリールと演出リールを筐体中央に搭載することで、5号機規則で禁止されているリール消灯なども行える仕組みになっている。下のメインリールの重要性が低いので、演出のみを思いっきり楽しめるようになっていて。単に眺めるだけのリール制御ではなく(4号機『カイジ』とかのように)パチスロ的な楽しみ方をさせる優秀な機種だと思う

5号機規則ではナビ矛盾が禁止されていますが、ゲッターマウスではナビ矛盾があります。例えば、同時当選役のスイカ当選時にメインリールではオレンジ(8枚役)が揃ってますが演出用リールではスイカ(15枚役)が揃っている。
なぜゲッターのナビ矛盾は検定を通過したのかというと、規定上禁止されているナビ矛盾は取りこぼしがあってはいけない事が前提らしい。つまり、チェリー非当選の場合にチェリーナビを出すとチェリーを狙ってもチェリーを獲得できない(×)
しかしベル当選の場合にスイカナビを出すとスイカを狙ってもスイカを獲得できないがリール制御で“100%”ベルを獲得する事が出来る(〇or△)ということらしい。それを踏まえてメインリールのリール制御に関してみていくと・・

パチスロ機の根幹となるメインリールは下のミニリールになっている。ここで表示された組み合わせによって小役の払い出しがあったり、ボーナスが開始されたりする。ただ、小役は2種類に分かれているイカ以外、取りこぼしが発生しないツクリになっているので、下のリールは気にしなくても十分に楽しめる。
なお、下のリールは変則的な8ラインになっている。一直線に並ばなくても良いのでいきなりボーナスとなって驚くことも。

ポイントはスイカ以外の取りこぼしがない点だろう。スイカ(2択15枚役)は赤or青のナビがない限り100%獲得は出来ない。しかし、2択15枚役が成立したというナビが出た場合に取りこぼすのはナビ矛盾ではない。(戦国無双の2択SIN黒ナビみたいな感じ)それ以外に関しては上記で説明したとおり、取りこぼしさえなければナビ矛盾も出来ると考えられる
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パチスロ的な面白みであるリール制御を楽しむことが出来るのが演出リールだ。リーチ目は初代ゲッターマウスから引き継がれた秀逸な出目から今作オリジナル出目まである。完全告知機は機械割による集客率と密接な関係がある。ボーナス確率が高くなければ退屈な完全告知のハマリは耐えられない

設定 BIG REG 合成 機械割
設定1 1/287.4 1/327.7 1/153.1 97%
設定4 1/273.1 1/587.4 1/140
設定6 1/256 1/262.1 1/129.5
設定H 1/240 1/240 1/120 109%

設定による機械割も言うほど悪くない気がするが、設定4・設定6の機械割は非公開らしい。設定4はおそらく100.3%ぐらいだと思う。
ゲッターマウスのボーナスは他機種にはない特徴がある。BIG図柄が揃ったら、リールが再始動し、1Gだけの「目押しチャレンジ」がスタートする。赤7orネズミ図柄を狙って揃えばスーパーBIG、揃わなければノーマルBIGとなる。ボーナス成立を確認したら、先にミニリールを揃え、次Gにビッグリールの図柄を揃える様に打つ。※目押し対象図柄の通過時にネズミの鳴き声がするお助け機能搭載。
2G(6枚)費やして、慎重に演出リールから目押ししてスーパーBIGにする方法もあるが、結果的にボーナス中に得する。目押しが出来る人向けというなんともシビアな設定だが、スーパーBIGになると2択スイカをボーナス中にナビしてくれる為MAX312枚を獲得できる。ノーマルBIGでは約300枚になる。

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BIGボーナスの種類が目押しで決まる要素を演出リールで実現するところに感服する。5号機ではフラグと成立図柄は一対でなければならないが、ボーナス中の特殊役ナビを出すかどうかと言うところは実に面白い。赤ドンのハチマキリール演出も好きですが、実際にハチマキリールがあるとやっぱり臨場感が違う