空手バカ一代(GOLD OLYMPIA)
http://777.nifty.com/cs/catalog/777_777/catalog_karatebakaichidai_1.htm
「オレは・・・求めて、バカになる!!」
パチスロ戦国無双(山佐)を打っていて、昔これと似たようなゲーム性の機種を打っていた記憶があると感じた。それはこの空手バカ一代だ。あまり知られていないが、連チャン性能も高く設定看破要素も容易というスペックでありながら2年前という早すぎた登場に5号機はまだ新参者扱いされていた
5号機で許される限界の条件を盛り込めるだけ盛り込んだ感のある意欲作。
一種BBの払い出し枚数はほぼ規定最大値の441枚に設定され、281枚払い出し型のBIGボーナスとあわせ計4種類が設定されている。さらには二種BBチャンスボーナスとレギュラーも搭載した計6種類のボーナスによる出玉獲得と、ボーナス終了後に訪れる修行ゾーンから突入する百人組手(リプレイタイム)が本機の鍵となる。
解説すると、一種BBは払出し枚数が441枚だが獲得枚数が規定の360枚を超えない為二種BBを搭載できる仕組みになっている。修行ゾーンはチャンスゾーンで特殊リプレイ成立で百人組手orボーナス当選する。百人組手は次回ボーナスまでの微増型RT(0.5枚/1G)で、百人組手中にボーナスに当選した場合は百人組手演出でボーナスの消化を行うという演出面でも感服する出来である。
空手バカ一代の特記すべき点は中段ライン無効の、有効4ラインであるということ。リール配列においては、百人組手図柄揃いの役は存在しないが中段に百人組手図柄揃い時に下段に特殊リプレイ(ベル・ベル・リプ)が成立している。※上段百人組手図柄揃いでも突入
ボーナス後にはそれぞれ特殊リプレイ出現率の異なる修行ゾーンへ突入する。転落役(ベル・リプ・ベル)で転落する可能性があるが、修行ゾーンの継続ゲーム数は無意味なほど長い。この一見良心的な設計が、修行ゾーンハマリという思わぬ結果を生むことも多かった
ボーナス種類 | 修行 | 備考 |
---|---|---|
空手BIG | 荒行 | ボーナス後5000G間修行モード、RT発動確率50% |
ノーマルBIG | 修行 | ボーナス後5000G間修行モード、RT発動確率25% |
チャンスボーナス | 陳修行 | ボーナス後3G間修行モード、RT発動確率70% |
REG | 隠れ修行 | ボーナス後1G間修行モード、RT発動確率10% |
修行ゾーンの演出は「完」と表示されたら終わりという実にあっさりした内容でいながら、有効4ラインが緊張感を高める役割を担っている。なぜなら順押しをした場合特殊リプレイと転落役が両方テンパイする為、第三リール停止までドキドキすることになる。ちなみに、逆押しした場合も同様にダブルテンパイして、第一リールで全てが決まる事になる。逆転演出なるものがあり、「完」と表示された後のBETで修行に復活する。アニメの名シーンを取り入れた「眉剃り」演出は発生した時点で百人組手突入orボーナス確定のプレミア演出だ
チャンスボーナス後の陳修行は勝てば百人組手突入という重要な演出。3Gという短い間、全て大山倍達からの攻撃であり陳先生からは攻撃してこない。この3Gは非常に濃い内容になっており、チャンスボーナスから演出が続いていてボーナス中に中国拳法と対決する為に倍達が修行する様が描かれている。
円の動きで陳先生は全ての攻撃をかわし、倍達の必殺技(虚空空中三段蹴り)も全てガードされる事があったりする・・・
設定 | BIG各種共通 | CB | REG | 合成 | 機械割 |
---|---|---|---|---|---|
設定1 | 1/1927.53 | 1/4096 | 1/1638.4 | 1/341.3 | 96.6% |
設定2 | 1/1820.44 | 1/4096 | 1/1560.38 | 1/324.4 | 98.5% |
設定3 | 1/1638.4 | 1/3640.89 | 1/1456.36 | 1/293.8 | 100.9% |
設定4 | 1/1598.44 | 1/3640.89 | 1/1365.33 | 1/284.9 | 102.3% |
設定5 | 1/1560.38 | 1/3120.76 | 1/1310.72 | 1/274.2 | 104.1% |
設定6 | 1/1489.45 | 1/2978.91 | 1/1456.36 | 1/269.7 | 105.7% |
上記表の通り、パチスロ戦国無双と違う点はボーナス確率に大きな設定差があるということ。その為、低設定しか使わない某ホールでは一度百人組手に入ると軽く2000人は倒せるというすごい事態が起こっていた。まさに、神の拳(ゴッドハンド)である。戦国無双では1Gごとに「1討」や「1里」といったカウントをされるが、百人組手では実際に倒した相手の数しかカウントされない、その為ゲーム数は倒した人数より300G近く多い可能性がある
ボーナス当選は単独ボーナスと同時当選(ベル以外の役全て)で行われており、ボーナスに当選した場合はプチRTへ突入する事でリプレイの連続がアツい演出となっている。特に無効の中段にリプレイ揃いの際、斜め右下がりに転落役(リプレイ)が揃いアツいとされている
対決演出は勝利パターンが豊富で、どれもかっこよく勝つ。特にザ・エクスキュースナーとの対決に勝つ際はかっこよすぎ「そこに正義のあるかぎり空手に先手あり」
ボーナス確定画面では大山空手の名言が表示されます。種類が意外と多く、ボーナス確定と言葉で言わない辺りがまた空手らしく好印象なところです。「正義なき力は無能なり!力なき正義も無能なり!」「チェストー!」(ボーナス確定的な意味合い)ボーナス中のBGMは原作と異なっており期待されていたものと違ったが、空手BIG中のBGMは原作を凌ぐほどの出来でこれを聴きたいがために打っていた時期があった事も事実だ
空手バカ一代というタイアップの通り、力強い迫力のある機種だった。機械割は現在の機種平均よりもやや劣るが、次回まで継続するRT百人組手に入れば機械割を超えた出玉性能を発揮する。ボーナス当選確率も低く、ハマる可能性も高いのでバカにならないと打てない機種だった。「お次!」