年間最優秀機種決定戦!「パチスロ AWARD 2007」開幕!AWARD編

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2007年、パチスロ5号機の曙だった

777@niftyで開催されているパチスロアワード。打ち手から見てどの機種が一番印象に残ったのか?
今年からは2種類の審査方法が導入され、“総合的に売れた”機種と“もっとも印象に残った”機種を決定する。前者が「パチスロ AWARD 2007」で後者が「パチスロ AWARD MIP 2007」だ。そこで、今回はノミネート作品の良さを分析・解説していこうと思う

ノミネート機種「パチスロ AWARD 2007」AWARD編
リングにかけろ1(銀座)
■青ドン(ミズホ)
■2027(JPS)
パチスロ戦国無双(山佐)
新世紀エヴァンゲリオンまごころを、君に〜(ビスティ)
■アイムジャグラーEX(北電子)

もっともファンに支持され、市場への設置台数や稼働、話題性やトレンドの創出など、総合的に考慮し、この2007年を代表するのに相応しいパチスロ機種を決定する賞
上記機種のうちART(RT含む)を搭載していないのはアイムジャグラーEXのみである。5号機において出玉性能を追求した場合、ART搭載は必須条件だということがわかる。それではどの部分にARTが搭載され、活かされているのか?そこを見ていくことで今後のARTへの展望を見ていきたい

    • リングにかけろ1は「全てのボーナス後にRTが搭載されている」まさにRT搭載機種の教科書的存在だ。増加型や維持型、微増型など大まかに3種類にわけられるRT機能の中では微増型に属しボーナス後にリンかけのテーマであるボクシングを最低100G楽しめる。RT中にボーナスを引く可能性もある連チャン性能も優秀で、RT中の獲得枚数及びRTから抜けないで当選したボーナス獲得枚数が全て一度に表示されるスパイダー譲りの「擬似一撃性」を継承している
    • 青ドンは「天井RT搭載機種」一種BBのみ搭載のボーナスメインで出玉を増やしていくタイプの機種だ。リバイバル機種が多い中でもっとも成功を収めた機種であると共に、リール制御やボーナス中の技術介入要素などや設定看破要素としてボーナス後のQRコード表示と花火判別など、ミズホの持てる力を全て集結させた機種になった
    • 2027は「ボーナス確定後のARTを搭載している」未来型ボーナスと称された前代未聞のシステムを取り、簡単な目押しによりパチスロの枠を超えた物語が液晶画面で繰り広げられる。出玉はARTで増やす完全ART機種であり、REGしか搭載していない点も他機種にはない個性だ。大手メーカーが5号機で四苦八苦している中に一気に躍り出たTRADE/JPSグループは2007年もっとも輝いているメーカーだったに違いない
    • パチスロ戦国無双は「次回ボーナスまでのART搭載機種」ボーナス当選確率の厳しさを逆手に取り、ボーナス中の2択を成功させることで信頼度が異なる次回ボーナスまでのARTを搭載。BIGボーナス中のミニゲーム要素が出玉に影響を与えたり、REGボーナスを1つの演出「信長との対決」として作り上げているところも評価できる。キャラクターごとに異なる演出や派手で独特な筐体、3種あるARTテーブルなど結局のところ、ARTを拘りつくした機種で戦国無双に並ぶものは今のところないと思われる
    • 新世紀エヴァンゲリオンまごころを、君に〜は「RT中特殊リプレイ成立で次回ボーナスまでのRTへ昇格する」昇格型RT搭載の機種だ。REG後のみ搭載されているRTは、特殊リプレイを引くことで暴走モード(次回ボーナスまでのRT)へ突入する。暴走モード中は維持型RTのため、じっくりボーナス当選を待ちながら演出を楽しむことが出来る。リール制御も秀逸で、タイアップしたビッグタイトルの冠をしっかり守った。設定判別要素を多数含ませ、ビスティ2代目となるシャッター付き液晶も今ではすっかり板に付いたかと思われるが?!
    • アイムジャグラーEXは「ART非搭載機種」ボーナスのみで出玉を増やすタイプ。ジャグラーのゲーム性が5号機により原点回帰し本領を発揮した。バカ勝ちしない「ほどよい勝利」と「ちょうど良い機械割」でお店側も扱いやすく、他機種に比べ機種に対する細かい知識が必要なく誰でも打てる、「遊べるパチスロ」のフラッグシップモデル

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5号機はARTの文明開化で花開いた、そういっても過言ではないラインナップだ。売れている機種は当然の如くARTを搭載しているものであり、出玉性能も申し分ないものばかりだ。ART機能を駆使して「擬似一撃性」を高めることで4号機の背中を追いかけている5号機だが、5号機独特の世界も創造され始めた。4段階設定の青ドンやRTハイスペック機のリンかけ、機械割以上の出玉性能を秘めている無限ARTの戦国無双など5号機の顔ぶれも多種多様で面白くなってきた。私ならばどれを選ぶか?その問いの答えは、この記事を読んでいる読者の想像に任せたい。