ハマリの時に見る真価

5号機は完全確率だから、通常ゲーム中でも設定に関わらずハマる事がある。そのとき、いかに演出が楽しいかという点で機種の本当の真価が見えてくると私は思っている。当然ボーナスが確定している際の演出も大切だと思うが、ボーナス非当選時にいかに期待感を助長する演出を出すかという点でハマってるけど演出は楽しいという「エンターテインメント」としての可能性を出すことが出来る。

というのも、パチスロ戦国無双(山佐)は通常ゲーム中に3人のキャラクターを選べる事で、演出もキャラクターごとに用意されている為通常時も一人のキャラクターをずっと使用せずに変更することも出来る。こうした通常時のハマりを「逆に満喫」する事が出来る部分は評価できる、同じような例ではリオパラダイス(ネット)はRTリオタイムよりも通常ゲーム中の方が演出が豊富でバトルへの発展やステージチェンジなどがあり、ハマっていても結構楽しめる機種だと思う。
ハマりを回避すること=ART機能で出玉を稼ぐと考えがちだが、ART機能が例え充実していても通常ゲーム中をすっ飛ばすことは出来ない。結果的にハマリをいかに克服するかという事が機種の真価に繋がるだろう。

新世紀エヴァンゲリオン(ビスティ)にしても通常ゲーム中は様々な演出が存在し、1000G程度のハマリであればストレスは最小限で期待できる演出の出現率もそこそこいい感じになる。問題は、ボーナス非当選時にどの程度の割合で期待度が高い演出(ガセ演出)を出してユーザーに面白さをアピールできるかという点になる。もちろん、激アツ演出がハズレたらユーザーは苦笑するしかないが話のネタとしては「得た」ものは大きいかもしれない。打ち込めば打ち込むほど見えてくる部分があるというのは、まさにハマってなんぼだという考え方もある意味正しいかもしれない。

シェイク2や新・吉宗(大都技研)などはボーナス確率が低く、当たりまでが遠いがこうしたハマリを前提としている機種こそ演出がすばらしいと感心してしまう。結局、面白いかどうかっていう部分は通常モードを打つ方が多いので通常時の演出の出来の差がやはり機種の深さを物語っていると思う。

とはいっても、ボーナスに機種の全てが集約されるような機種もなかなか存在しないことも確かだけど。最近ではボーナス中に「作業」をさせる機種も多くなってきたし、純粋に楽しめるボーナス(パチンコ的な意味で)もたまにはいいと完全告知の沖スロとかを打つと思ってしまう。