携帯電話によるアプリ進化とパチスロ

携帯電話は近年めまぐるしい進化を遂げている、ゲームが楽しめるアプリは1年前と比べ更に内容とグラフィックが充実してきた。それと同時に、パチスロ関連のアプリも進化してケータイに配信されている。実際にホールで打つような臨場感はないものの、手軽で多少のお金以外かからない(ここが一番重要だ)。パチスロ実機のリリース後、1週間前後でパチスロアプリがリリースされる場合も珍しくない。本来ケータイよりもPS2などのゲームソフトにした方がユーザーの期待に応えられるかと思うが、ケータイアプリは月額制や従課金制などを用いてアプリによって幅広い価格設定が出来る点が魅力的だ。

ケータイアプリのパチスロの場合は、実際の実機データを忠実に再現しつつも当たりが近いボーナス確率も魅力的で、ストレスがたまらないように工夫がされている。画面が小さいので、目押しは実機同様とまでは行かないがリールの停止やスベリは表現されている。完全告知系のパチスロアプリは、ケータイアプリの再現度で申し分ないと個人的には太鼓判を押しておきたい。
またパチスロアプリの場合は、少人数で作成されており、コスト面でもかなりの削減が行われている。実際のパチスロ機の製作も少人数のチーム制を用いている会社がほとんどだろうが、ケータイアプリにおいても同様らしい。

ケータイアプリにおいては、開発の手軽さから実機にない架空のパチスロ機も低コストで製作することが出来る。実機パチスロの場合は当然利益を得る営業機としての価値が問われる、単なる趣味ではパチスロ機を作る事はできない。しかし、低コストのパチスロアプリの場合はダウンロード課金制をすれば利益が上げられる、話題性さえあれば十分コンテンツとして成功することが出来る。例えば、フィールズモバイルの場合、人気のエヴァンゲリオンパチスロアプリの他にお姉チャンバラパチスロ機が存在している。これは実機ではリリースされていない架空のオリジナルコンテンツだ。しかし、架空だからといって甘く見てはいけない。すぐにでも5号機としてリリースできそうな内容で、しっかり5号機規則に沿って製作されている。ユーザーに応えるパチスロ機というのは何も実機という訳ではなくても良いということになる。もちろん、人気や要望があれば実機になることも可能だし進化してリリースされることもあるかもしれない。

携帯電話によるアプリ配信の利益は、かなり期待出来る収入源として現在も注目されている。もちろん、パチスロ機のあの効果音やBGMが着信音として配信されていたり、かわいいあのキャラクターの壁紙が配信されていたりと、通常のケータイにも必須のサービスも充実している。4号機の頃と違って、遊び主体の5号機の場合はこうしたケータイアプリ程度の遊びがなぜかしっくり来ると私は思ってしまう。