新・吉宗(大都技研)書初め

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大都技研5号機-第2弾

大都技研の大量獲得機として世の中に旋風を起こした4号機吉宗の正統後継機、新・吉宗。ゲーム性は大幅な変更(5号機なので当然)により新しいRT機能を搭載した新・吉宗は旧作吉宗をどのように周到してきたのだろうか。
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このようなBIG中の成立役に、その後のRTが左右される機種の多くは、RTやチャンスゾーンをパンクさせないための目押しを必要とするケースが圧倒的。しかし、本機はその煩わしい目押しをしなくても大丈夫な仕組みになっている。目押しはちょっと苦手だったけど、『吉宗』が大好きだったから打ちたい……という人も安心して打てる親切設計になっているのも特徴だ。

RTの終了条件は規定ゲーム数消化もしくはボーナス確定時である。目押しを必要としないRTを導入したことにより、誰でも楽しめるという親切設計というのはうなずける。前作SHAKE2では、RT(プチRTはあったけど)を搭載せず小役確率を高くすることで通常ゲーム数の平均ゲーム数を増やす方法をとったが、今回は純粋にRTを使用したゲーム性を採用した。これにより、どこにでもあるような一般のパチスロ機と同様なゲーム性ということになる。
新・吉宗は吉宗の魂を引き継いだ部分はゲーム性ではなく演出だ。少し個人的な意見を言わせてもらうと、大都技研は5号機になってから演出に拘り過ぎてゲーム性はいつも他機種と遜色ないものだと思う。1G連や連チャンモードや前兆演出など、ゲーム性でも大都技研は様々な革新を起こしてきた。5号機になっては後継機を発表するも、ゲーム性はほとんど他機種の流用と思うほどシンプルであり演出のみにお金をかけている気がする。確かに、演出がつまらなければ退屈だがゲーム性が退屈であれば演出がどうであろうと面白くない。

今回、新・吉宗は大都技研の第2弾5号機として新しい試みもある。
皮肉な言い方をすれば、実験機の枠を出てない気もする。スゴビが搭載されているが、RT中にスゴビというのはまったく面白くない仕組みだと思う。RT(ART)は作業だ。これをいかに面白くさせるかが演出の重要な役割だと思う。RT中にスゴビというのはその時点で、面白さを半分喰ってしまっている。
新・吉宗の設定は全部で4段階だ。ボーナス確率はSHAKE2に比べ高く設定された分、機械割りはSHAKE?より下がっている。まぁ、この時点で爆裂大量獲得機の吉宗の面影は微妙に薄れてしまうのだが、設定4段階というのは思い切った判断だと思う。

設定 BIG合成 機械割
設定1 1/292.57 97.1%
設定2 1/275.36 99.8%
設定5 1/252.06 104.6%
設定6 1/232.4 109.2%

有効ライン変則3ラインという部分も実に面白いが、私はまだその変則ラインを堪能に味わう程この機種を打ち込んでいない為、時期が来たときにまた改めて新・吉宗を取り上げてきたいと思う。