5号機規則の現状(11月資料を参考に考えてみた)

http://www.hotsukyo.or.jp/examination.html
財団法人保安電子通信技術協会の壁を越えられるか否か─

保通協は、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」第20条第5項の規定に基づく、国家公安委員会の「指定試験機関」となっており、都道府県公安委員会の委託を受けて遊技機の「型式試験」を行っております。

つまり、ここを通過しなければパチスロ機は世に出ません。
回胴式遊技機の型式について、型式試験を受けようとする場合
(1)マイクロプロセッサーを内蔵するもの1,810,200円

追加資料を挙げると、パチスロは1台あたり約50万前後です。
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この型式試験の金額を安いとみるか、高いとみるかは開発費用によりけりだろう。
保通協のHPでは随時パチンコ・パチスロの検定スケジュールがわかるようになっている。意外とここは透明性があって、評価できる部分です

統計資料平成19年11月の型式試験等状況<平成19年12月11日作成>

遊技機種別 受理件数 結果書交付 適合 不適合 みなし不適合
回胴 67 93 38 54 1

パチスロを打っている人の何パーセントがこの数値を知っているでしょうか。
適合は38台、不適合が54台あります。54×約180万が試験に不合格になった試験料です。保通協は儲かってます、これだけはハッキリ言っておきます。
5号機の規則の厳しさが数値となって現れていると汲み取ることができる

シュミレーション試験の結果、短時間出玉率、中時間出玉率、長時間出玉率、役物比率及び連続役物比率のうち、一つ又は複数の試験結果が規則で定める値を超えていた

多くの機種がこの砦を越えられずに断念していったと考えられる。
逆に考えればここさえクリアすれば次で通過する機種もあるはずだ。
しかし出玉率を極端に減らした場合、打ち手の期待を裏切る結果となる。メーカーの苦渋の決断と一縷の閃きが必要かもしれない

遊技の公正を害する調整機能が設けられていた。

ゲーム性の中心となる画期的なアイディアががこの条件に反したとして却下された場合、機種の存続が危ぶまれることになる

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規則が厳しい現状はパチスロ衰退の引き金ともされているが、ルールを守ることこそゲームの基本でもある。縛りがあって燃える企画魂もある